フルフェイスヘルメットの理由


ライダーとして欠かせない装備の一つ、ヘルメット。

大きく分けてジェット(顎の部分がない)と
フルフェイス(頭全体を覆う)の2種類がありますが、
自分は基本フルフェイスにしています。

大きな理由はもちろん、
『頭全体を覆ってくれる』という安全性に対する安心感なのですが、
もうひとつ、ほんの些細な事だけど大きな理由があります。

自分の住んでいる所は都心から1時間程度の郊外です。

郊外なので、朝は稼働を始めても、
仕事の多い都心部まで移動する事が多いです。

冬場は ヘルメットのシールドを下げて、
顔半分を覆うようなネックウォーマーをしています。
それでも、バイクなので自然に顔が強張る程寒いです。

そのままお客様の前に伺ってしまうと
舌は縺れるし顔は強張るしで申し訳ないので、
この朝の移動中に顔面の運動と滑舌を良くする独自のトレーニングを行うことにしました。

百面相のように色々な表情をする顔面運動と、
声を出しての発声練習、早口言葉等…
やっておくと、やらないよりもかなりお客様とお話しする際の
口の回りが良くなるので、いつしか習慣になっていきました。

冬から、春へ、それは花粉の季節、
まだネックウォーマーは外せません。
花粉の季節が終わっても、排ガスや粉塵対策にもなるので、
しばらくネックウォーマーはしていました。

そして、梅雨を迎え真夏の様に暑い日も増えてたある日の事です。

いつものように朝、都心への移動中に信号待ちでふと視線を感じました。
対向車線のドライバーを見ると、助手席の人と一緒になってこっちを見て笑っています。

『あれ・・・なんでだろ?』

ドライバーの人と目が合うと、さすがに笑いを堪えるような表情になったのですが
助手席の人は笑い転げていました。

そうだ。

その日はたまたま、フルフェイスのヘルメットの修理が必要になり、
予備のジェットヘルメット、シールドは素通しのクリアタイプ。

そして、暑がりな自分は『さすがに今日は、、、』とネックウォーマーを外していたのでした、、、、

それは、百面相のような顔面運動が、対向車線からはまる見えだったはずだ。

『あー・・・・』

それ以来、できるだけヘルメットはフルフェイスにし、
暑い季節は気持ち顎ガードの位置を高めに。
どうしても予備のジェットのヘルメットをするときは、
多少暑くてもマスクかネックウォーマーをする事にしました。

以上、フルフェイスヘルメットにしている、些細だけど大きな理由でした。
夏場でも準備運動は必要ですからね。

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